山田裕貴さんは2013年の舞台 Dステ12th「TRUMP」に出演しています。

ひとことで言うと、誰も悪くないのに誰も幸せになれない吸血種の話!
この世界観や音楽、どれもこれも良くてハマってしまった。
もちろん山田さんのお芝居もすごくいい!
しかし、DVDやBlu-rayがいろいろな種類で販売されており、新参者の私はどれを買えばいいかよくわからなかった。
なので、私が買ったものやおすすめ、内容の魅力を紹介します。
Dステ12th「TRUMP」の評価
Dステ12th「TRUMP」とは?
ワタナベエンターテインメントに所属する、若手俳優集団D-BOYS・D2の舞台。
ちなみに志尊淳さんも出演しています。
この記事の「TRUMP」の説明がわかりやすいです。
基本用語の説明など軽く頭に入れて観ると理解しやすいかも。
「TRUMP」の物語の内容はほぼそのままで、対のキャストを入れ替えた「リバースキャスト」で演じたもの。
山田さんは陳内将さんと対で、アレン/ティーチャークラウスを演じています。
山田さんは以下の役どころ
- TRUTH:アレン
- REVERSE:ティーチャークラウス
DVD・Blu-rayの種類
私も持っているおすすめがこのBlu-rayです。
どれを買えばいいかわからずTwitterで嘆いたら、優しいフォロワーさんが教えてくださいました。ありがとうございます。
- TRUTH公演本編(オーディオコメンタリー付き)
- REVERSE公演本編(オーディオコメンタリー付き)
- MARBLE公演ダイジェスト
Blu-rayなので映像はキレイだし、TRUTH/REVERSEの両方が収録されています。
それぞれオーディオコメンタリー付きで山田さんはREVERSEのオーコメにいます。
さらに配役をシャッフルした「TRUMP」MARBLE公演のダイジェスト映像も収録されています。
MARBLE公演の山田さんはアレンですが、TRUTHのアレンとはまた違ったキャラクターなのでより楽しめます。
付属のスペシャルフォトブックに相関図も載っているので、最初は名前が出るたびにどの人だ?って確認しながら観てました。
こちらは2021年に発売された新たなパッケージ版です。
持っていないのでなんとも言えませんが、本編の内容は上で紹介したおすすめBlu-rayと変わらないはず、たぶん。
Blu-rayなので映像がキレイなのは間違いないはず。
特典映像やオーディオコメンタリーとかはないと思われる。
ただ、「TRUTHだけが観たい」という場合などは安く済むので良さそうではある。

でもでも、山田アレンと山田クラウス絶対両方観てほしい!
こちらはDVDなのでBlu-rayに比べると画質は劣ると思われる。
キレイな山田さんを観たくありませんか!!!!
Amazonの説明によると、メイキングとアフタートークが特典として付いているようです。
全種類買われた方が詳しく紹介してくれています。ぜひ参考にどうぞ。
TRUTH
- ふわふわ不思議ちゃん山田アレンがかわいい大好き
- 梯子登るとき陳内アレンよりどんくさかわいい(笑)
- いちばん最初に「星に手が届きそうだ」やるときの、本当に星を手に入れちゃいそうな顔が大好き
- あんなにふわふわしてるのにやることやっててビックリ(笑)
- 撃たれてスローで死んでいくシーン悲しいけど顔が美しい…
山田アレンの「星に手が届きそうだ」が本当に好き。
陳内クラウスがここで釘付けになってる気がするのよ。
クラウスのその気持ちが痛いほどわかる…
ふわふわ不思議ちゃん山田アレンというイメージしかなかったので、メリーベルがさ、アレするなんてさ、夢にも思っていなくて…
衝撃がでかすぎた(笑)
アレンの爆弾発言を聞いたとき、クラウスと一緒に「え!?」となりました。
純真、無邪気みたいな山田アレンだったから、そういうものとは無縁というか、そういうものを感じさせない何かがあって。
でも、ある意味本能のままに無邪気に生きてると考えれば自然なのかも。
だけどあの透明感を出せる山田さん素晴らしいな。
この衝撃を味わえて、個人的にはTRUTHから観て良かったと思う。
陳内アレンを最初に観たとしたら、「あ、ですよね」ってなりそう(笑)
なんなんだろうこの違い。
志尊淳さんのアンジェリコもすごくいいです!
お顔は最高にかわいいのに性格狂ってて最高だった。クセになる。
金髪ロン毛もいいよね。
かわいくてふわふわしたイメージしかなかったから、ほんとびっくりしました。
もちろん他のキャストもみんないいんですが、書くとすごい長い記事になるので泣く泣く割愛。
REVERSE
- 山田クラウスのテヘペロがかわいすぎる
- イケメンホストな陳内アレンに振り回される山田クラウスの森のダンスが好き
- 「ないものねだりの君がめずらしいことを言う」…つら
- 「私の両手は星には届きそうにない」…悲しいね
- 終盤はソフィのことずっとアレンって呼んでて怖い
- アンジェリコ達を虫けらどもを見るような目で見たあと笑いながら燃やすところ
- 永遠の命を望め!!!こっわ
- やっとこさソフィ(アレン)に触れられた手
- ソフィに刺されたときちょっと嬉しそうに笑ってるの不気味怖い
- 最後の山田TRUMPクラウスの破壊力が半端ない
最初はテヘペロかわいい山田クラウスなんだけど、だんだん狂っていくの。
このテヘペロさ、これ↓を知ってしまった今は「かわいい」っていう感情じゃ観られなくなってしまったよね…
フォロワーさんの、「山田クラウスのテヘペロってアレンの思い出のテヘペロなの?」というツイートでハッとした。
ただのドジっ子クラウスという演出かと思っていたけど、TRUTHのクラウスはやっていないんだよね。
森のダンスシーンがすごく好き。
アレンに執着するきっかけなんじゃないかなと思ってる。
もうアレンから目が離せなくなってるの。
だけど結末を知ってからこのシーンを観ると、セリフとか声色とかいろいろ辛いな…
アレンが不死の力を望んでいるとぬか喜びしたら、「いらない」って言われちゃうんだもんね。
そしてクラウスはここからどんどん狂っていくし。
狂気な山田さん大好きだわ。
素晴らしい山田さん。
これ2013年の舞台なので、山田さん23歳のときって考えると余計に素晴らしい。
TRUTH/REVERSEの感想
なんと言っても、ふわふわ無邪気な山田さんと狂気の山田さんという、両極端な山田さんを味わうことができる点がおすすめポイントです!
「キャストパレード」と呼ばれる、最初のキャスト紹介を兼ねて踊るシーンは、これから物語で起こることがダンスで表現されていて、一通り観た後に観るとまた違った楽しみ方ができる。
この歌もいいし「TRUMP」は全体的に音楽がすごく印象的で、観た後はずっと頭の中で音楽が流れてる。余韻が残る。
山田さんと陳内さんは同じアレンを演じていますが、キャラクターが違います。
オーディオコメンタリーの「山田アレンは真水、陳内アレンはコーヒー」という例えに納得しました。
- 山田アレン = 一人称僕 = 真水
- 陳内アレン = 一人称俺 = コーヒー
山田アレンは不思議ちゃんロマンチストでとにかくかわいい。
陳内アレンは歌舞伎町No. 1ホストみたいなキザなかっこよさがある。
それぞれのイメージにあわせたキャラクター作りだったのかな。
ちなみに、特典映像のMARBLE公演では山田さんのコーヒーアレンが観られます。
個人的には、私の山田さんイメージにあっているTRUTHの真水アレンが好きだったな。
陳内アレンはチャラいコーヒーアレンがぴったりハマってます。
陳内クラウスと山田クラウスのキャラクターも全然違う。
陳内クラウスはずっと苦悩してるけど山田クラウスは狂ってる。
ダンスシーンはやっぱりREVERSEが好きかな。
リードする様子がサマになる陳内アレンと、それについて行くのがやっとな山田クラウスの対比がいいんだわ。
アレンの目を見られない陳内クラウスと、アレンから目が離せない山田クラウスの違いも好き。
それぞれが手を伸ばして望んだもの(星)
- アレン → メリーベル
- クラウス → アレン
- ソフィ → 死
そして誰もそれを手に入れられなかった…つら…
2時間以上ずっと真面目なお話が続くわけではなくて、ところどころ笑えるネタもあって飽きずに観られます。
この作品を観るまでD-BOYSやD2のことをあまり知らなかったのですが、これを観てからは顔と名前がわかるようになってきました。
なのでこれを観た後に「局中音楽館」を観るとめっちゃ楽しめます。
海パン一丁で人間椅子して屈伸してお尻に食い込んだパンツ直した山田さん幻?
なんだったの?(笑)
ダリが座るための椅子を人間椅子で作るシーンがあるのですが、海パン一丁の男たちがわらわらと集まって作っているんです。
その中に山田さんもいます。
ちなみにオーディオコメンタリーで、毛深いでお馴染みの山田さんが、演出の末満さんに脇毛を間引けと言われたお話(山田裕貴脇毛間引け事件)も聞けます(笑)
「ホームルーム」や「あの頃、君を追いかけた」で惜しげもなく全裸を曝け出していて、すごいなって思ってたけどこの頃から鍛えられてた結果なのかな。
MARBLE
MARBLEでは山田さんは一人称「俺」のコーヒーアレンを演じています。
私の好みは真水アレンだけど、髪型オールバックでこれはこれでかっこいい。
声色も真水アレンとは違ってかっこよさが出ています。
ダイジェスト版で定点カメラなので、ちょっと遠くて表情とかがわかりにくのが残念です。
「あの星が全部俺のものにならないかなって」のところ、光が強くて白飛びしててよく見えないのが悲しい。
絶対いい表情してるよね。
でもでも山田さんのコーヒーアレンも観られて嬉しい。
時系列
アホなので3回くらい観てやっと理解しましたが、現在と100年前が交差している舞台なんです。
猫のくだりで「おや?」と思ったけど、最初は意味がわからなかった。
- ソフィたちが出てくるシーンは現在
- アレン、ピエトロが出てくるシーンは100年前
- クラウスはTRUMP(不死)なのでどっちにも存在し得る
- 現在でアレン=猫
現在でクラウスが「アレン、アレン」言ってるのは猫のことなんです。
たしかにクラウスのアレンを探す目線は下だった。
これを理解してから観ると、セリフとかまたいろいろ発見があります。
アレンの「ヴァンプの一生は短いんだからさ」に対するクラウスの「…私は」とかさ、辛すぎるだろぉおおお!
私もそんなに回数観られていないので、まだ気づいていない部分や理解できていない部分、間違っているところもあるかもしれません。
インタビュー記事
YouTubeで冒頭10分が特別公開中
発売記念で冒頭10分が特別公開されているので、どんな雰囲気なのか確認できます。
Spotifyでサントラ聴けます
もちろん山田さんも聴いている!
インスタライブでTRUMPの話題が出ます
REVERSEでダリを演じた前山剛久さんとインスタライブをやったときに、「TRUMP」の話題が出ています。
開始27分くらい。
「星の轍」を歌って踊る山田さんが観られます。

本当に観て良かったおすすめ舞台です!